
Raspberry Pi財団の取引部門であり、私たちのお気に入りのシングルボードコンピュータであるRaspberry PiのメーカーであるRaspberry Pi LTDが、ロンドン証券取引所(LSE)への上場を計画していることは周知の事実です。ロンドン証券取引所の情報筋によると、上場はわずか1週間後に迫っているとのことです。また、情報筋によると、Raspberry Piの創設者であるエベン・アプトン氏は数週間前から上場について「投資家に打診」していたとのことです。
5月11日付のタイムズ紙の記事によると、ロンドン市当局の情報筋は、上場は今後10日以内に行われる可能性があると示唆しています。これは、Raspberry Piの株式が5月20日から株式市場に上場される可能性があることを意味します。また、この報道筋は、市場環境の悪化により上場が遅れる可能性もあると警告しており、これは英国株式市場の縮小を示唆している可能性があります。
2024年1月に、Raspberry PiがRaspberry Pi LTDのIPO(新規株式公開)準備を支援するため、Peel HuntとJefferiesを起用したことをお伝えしました。IPOの規模は約5億ポンド(現在の為替レートで6億3000万ドル)と推定されています。IPOとは、非上場企業が事業への再投資資金を調達する手段として、初めて株式を一般公開することです。
1月に、IPOがRaspberry Pi製品や事業そのものの方向性に何らかの影響を与えるかどうか、アプトン氏に尋ねました。アプトン氏は「Raspberry Pi Ltdの事業内容に変化はないと考えています。いずれにせよ、私たちは今後も優れたエンジニアリングを続け、自分たちが買いたいと思うような製品を設計し、私たちのような人々(そして企業)に販売していきます。もちろん、財団は調達した資金を使って、これまで以上に大規模な活動を展開していくことができます。それは素晴らしい成果となるでしょう」と答えました。
IPO が近づいており、Raspberry Pi でこれがどのように展開するかを見るのが楽しみです。
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レス・パウンダーは、トムズ・ハードウェアのアソシエイトエディターです。クリエイティブテクノロジストとして、7年間にわたり、老若男女を問わず、教育と啓発のためのプロジェクトを手がけてきました。Raspberry Pi Foundationと協力し、教師向けトレーニングプログラム「Picademy」の執筆・提供にも携わっています。